【マメ知識】土砂災害や津波などの自然災害で土地が埋もれたら境界ってどうなるの?

2024.09.22
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安原廣守

ブログを見ていただいているみなさん!

ポチっとしていただきありがとうございます!

住宅&不動産営業プロをしている

安原廣守(やすはらこうじ)こと、

「こーずぃー」です!

さて、今回はタイトルの質問をいただいたので

回答させていただきます。

先日の台風10号では

九州から東北にかけての広範囲で

水害や土砂崩れなどの被害が発生しました。

静岡県島田市でも土砂崩れが発生し通行止めに

なったりしました。

スクリーンショット 2024-09-22 234324.png

土砂崩れまでは回避できた場合でも地すべり等

で地盤が動くと不動産の観点で言うと、土地の

境界が動くことになります。水害や土砂災害に

かかわらず地震でも地盤は動きます。

今年の正月に発生した能登半島地震でも地盤が

動き道路や住宅部分で土地の湾曲が発生しまし

た。それに伴い道路やお隣さんとの境界線も動

いてしまいどこまでが自分たちの土地なのかが

分からない状況が発生しているそうです。

これらの自然災害により境界が移動した場合に

は何はともあれ、まずはあらためて測量を行な

うしかありません。

早く解決したい気持ちは分かりますが

まずは何がどうなっているのか

確認することから始めざるを得ません。

自然災害で地盤が動いた場合でも境界のもつ

緯度・経度の座標はGPS等により復元が出来ま

すのでその結果に基づき、境界を復元の上関係

者で確認を行なうことになります。

しかし境界の復元が出来た場合でもその大半

は、隣地に越境している状態が判明すること

になります。

例えば

もともとは他人の敷地だったところに自分の

建物が横滑りをした状態が判明するような

ケースです。そうなると次は越境が判明した

部分に対しての処置や手続きが必要となりま

す。

具体的には

・越境した部分について将来の建替え時に越

 境を解消する覚書の取り交しを行なう

・越境した部分を買取る

・関係者での等価交換を行なう

などの対応が考えられます。

いずれも越境部分を放置することによって

お隣さんとの関係がギクシャクしたりある

いは将来に禍根を残さないようにするため

でもあります。

不動産の越境はそのまま放置しておいても

良いことは無いものです。

相続が発生、売買契約を締結する機会が発

生したときは土地家屋調査士に依頼して、

測量をかけることをおすすめします!

それでは次のブログで!

See you!!

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